家を建てる時に、家計簿をつけておくと何かと便利
家を建てるときは収入や貯蓄なども踏まえながら、予算相当額のお金を用意することが必要です。
住宅ローンを利用するのが一般的ですが、すべてをローンで賄うというのは危険といえます。銀行などの金融機関からの借入額が大きくなれば、それだけローン返済額も多くなり返済期間も長期化する傾向があるからです。
なかには70代になって初めてローン返済が満了するというようなプランを利用する方もいるようですが、病気になるリスクもありリストラの可能性もあります。マイホームが完成して入居したのはいいですが無理な返済計画が仇になって反省することもあるようです。
入居してから後悔や反省することがないように、家を建てるときはできる限り現金をためておくためのコツやポイントを御紹介します。
貯蓄の増加を実現させるには、家計の短期収支と長期収支を把握することが出発点になります。
長期収支というのは自分自身の月給や配偶者の収入などを想定し、社会保険料や税金などを控除した金額であきらかになるので概略を認識するのはそれほど難しいことではありません。
これに対して家計の毎月の収支、つまり短期収支は意識をもって数えていないと明らかになっていないことがあります。
例えば無駄使いをした記憶はないのに月末になるとなぜかキャッシュが不足する、こんな経験をお持ちではないでしょうか。このような傾向があると、貯蓄に回せる現金が少ないので貯蓄の増加にはつながりません。
このようなときに対策になるのは、家計簿をつけることです。
家計簿には日々の買い物の金額を記録することになりますが、すべてを一まとめにすると整理するのが非常に面倒になり、月々の収支を比較することも難しくなります。
家計簿はレシートの記載をもとに記録することになりますが、このとき袋分けにしてレシートを整理しておくのがおすすめです。食費や電気料金・通信料金などに大まかに分類し、それぞれの費目の推移を比較すればどこに問題点があるのかが明らかになるはずです。
貯蓄の増加には家計簿で短期収支を明らかにし、問題点を炙り出すだけでも意識付けにつながります。
家計簿は記録を明らかにするだけですが、無駄な出費を認識することが自然に身に付きます。レシートを袋分けして簡単にまとめておけるようにするだけでも、家計簿を継続するモチベーションになるはずです。
短期収支と長期収支の両面を明らかにし、効率的な貯蓄の増加を実現するのが、マイホーム作りの第一歩です。

